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電気火災
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電気火災

1 トラッキング現象

コンセントやテーブルタップに長期間電源プラグを差込んだままにすると、コンセントとプラグとの隙間に徐々にほこりが溜まり、このほこりが湿気を帯びることによってプラグ両極間で、火花放電が発生します。これをトラッキング現象といいます。




2 過電流とは

過電流は、大きく分けてショート(短絡)と電気の使いすぎ(過負荷)の2種類があります。ショート(短絡)とは、屋内配線や電気機器の電源コード(電路)において、間違っ た配線接続・故障などが原因で、2線間が接触したり、2線間の絶縁抵抗が極端に低下した時に、配線や電気機器に危険な電流が流れることをいいます。またショート(短絡) により流れる電気を短絡電流といいます。次に電気の使いすぎ(過負荷)とは、電気ストーブやアイロン、ドライヤーなどの電気製品を一度に多く使い、配線に許容量以上の大きな電流が流れることをいいます。

過電流による火災

電線には、電気を流せる最大量(許容電流)が定められており、許容量以上の電気が継続して流れると、電線が発熱し煙が上がり、最後には発火に至る可能性があります。万が一短絡した場合ブレーカーで保護します。



3 漏電

 配線や電気機器は、電気が漏れないように「絶縁」されています。この絶縁が古くなったり、傷ついたりすると、配線や電気機器の電気の流れる部分と大地間の絶縁が異常に 低下して、両者が電気的につながり、配線や電気機器の外部(本来は電気が流れてはいけない)に電気が流れる状態になります。これを「漏電」といい、また、この電流を「地絡電流」といいます。  

配線や電気機器の絶縁が低下した部分に人間が触れた場合、電気が人間を通って大地へ流れる場合があります。これを「感電」といい、ときには死亡に至ることもあります。 特に水を使う電気機器(洗濯機など)では注意が必要です。また、人間以外のものを通って電気が大地に流れる場合、近くに可燃物があると、火災になることがあります。

         漏電による感電

4 ブレーカー火災

住宅内の電流遮断器(ブレーカー)から出火する火事が増えています。東京消防庁によりますと、2001年の都内の出火件数は5年前の6倍の79件。同庁は「バブル期に大量に建てられた住宅の遮断機が劣化し、件数を伸し上げているのでは」とみて注意をよびかけています。
また、出火が多くなるのは、冷房などで電力の使用が多くなる夏ですが、「最近、毎年のように続く猛暑も出火件数の増加に関係あるのでは」と分析しています。
出火の原因は遮断器に配線する接続するネジが緩み、電気が流れにくくなって発熱するケースが大半です。緩みは「工事ミスで最初から締め付け不足だったり、振動で徐々に緩んだりするなど様々な原因が考えられる」(同庁)と言っていますが、実際、出火したブレーカーは振動等が多いドアの上の壁に取り付けられたケースが多く見受けられました。

゙レーカーの修理などには、第2種電気工事士の資格が必要な為、同庁は「接続部分の変色や異臭などに気づいたら、早めに電力会社や専門業者に点検を依頼してほしい」と話しています。職場のブレーカーについても同様です。
(資料・引用 「日経」02.04.15)

電気火災を防ぐポイント

  1. コンセントに差したままのプラグにほこり等がついていないか点検、清掃する
  2. コードが家具の下敷きになったり押し付けにより傷ついていないか
  3. コードを束ねたり、ねじれたままで使用しないか
  4.  ビニールコードを柱などにステップル止めしていないか
  5. コードは許容電流以下で使用しているか
  6. 差込みプラグはコンセントと緩みがないか
  7. コードを接続する場合は、電線の直接接続をやめ、接続器を使用する
  8. 電気製品は取扱説明書をよく読んで使用する
  9. 高機能配線用遮断機で保護する。